ハチの話をじっと聞いていた大御所様 すると大御所様は、大笑いしながらも 目の中には、力強い輝きを 持って話をしてくれたんだワン。 「ハチ!わしはもともとそのつもりだ! わし達は人を殺し過ぎた。 人の命を奪うものは、 どんな言い訳もできない。 必ず地獄いき苦しみを味わい 暗闇へと落ちるであろう。」 「わしは、ひどい所業をしたと 十分に判っておる。 だからこそ、わしは、最後の仕事をする! ワシは戦のない平和な世を作っていく! この何百年、日本は乱れに乱れ 戦と殺略をした。 これを是正し、平和な世の中に 生まれ変わるように しなければならないのだ! 乱れた世の中は ワシで最後にしたいと思っておる。」 「後の歴史では、ワシの子孫たちは、 ワシを軍神とか神へと 祭り上げるであろう!」 「しかし、人は絶対に神にはなれない。 人が神であれば、 このような乱世を作る訳がない。 愚かな、一部の権力者が、 己の私利私欲のために 始めた、乱世である。 ハチの時代には、 歴史上の権力者たちは英雄となって 歴史に名を残しているかもしれないが、 それは間違いなのじゃ。 ワシら戦を起こした人間は、 暗闇の中に陥り入り、 戦で暗闇に落ちてきた魂を 一つ一つ探し拾い上げ、 戦の無情と汚れた精神を浄化して 天界まで導く使命があるのだ。 ワシらのような戦争する人間は、 人の命をやりとりする罪人なのだ。 天界はそんな罪人に死後の幸福などは 絶対に与えない。 天界の許しがあり 罪の償いが終わったと、 神様に認められるまでは、 ワシら罪人は、闇に来た魂を 救済し続けなければならない。 試練としてやり続けるのだ! それが我ら罪人の役割となるのだ。」 行き場を失った魂を、 一人残らず見つけていく 闇の世界では、永遠と言える 作業となるであろう。 何百年とかかる膨大な仕事かもしれない。 しかし、ワシら罪を犯した人間は、 罪を償う義務があるのじゃ。 もう信長様や秀吉様は 暗闇に落ちているはず 闇の中で彷徨いながらも、 苦しむ魂を見つけ出し、一人一人に謝罪し 説得して天界へと上げているはずじゃ。 ワシは、あと数年で信長様や秀吉様のいる 闇へと旅立つであろう。 暗闇の死後の世界では、幾万という魂が まだまだ彷徨っている。 しかしワシは暗闇の試練を喜んで やろうと覚悟は決めているんじゃ! だからワシが死んだ後、 戦で暗闇に落ちてしまう魂を 少しでも無くさなければならない 彷徨える悲しい魂が 一つでも少なくなるためには ワシの命がある間に、この先 何百年と戦が起きない時代を 作りあげねばならんのだ! それが戦で亡くなった者達へのせめても 手向けとなる。 その願いを成就させるためにも 又左衛門!ハチ!江戸でしっかりとした 稲荷宮を作り、神の力を分けてもらい 戦のない町を作るのだぞ!」 徳川の時代では 江戸では絶対に戦をしてはならん! ワシは、わずかに残った寿命で 戦のない日本を必ず作る! 約束をするぞ!」 とハチに言ってくれたんだワン! やったー! これで本当に一見落着したんだワン! こうしてハチ達は無事に 戦から解放されました。 大御所様が作った江戸幕府は 戦が起きないようにルールを 厳格にしました。 そして、この日から明治になるまでの
数百年間は大きな大名同士が 戦う戦は無くなり 徳川家康は、ハチとの約束を 守ることとなるのです。 次回に続く!
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大御所様から褒美をもらえるのは うれしいけど、江戸時代には欲しいもん なんてないんだワン! ハチはどうせ未来に帰るから 「褒美はいらないワン! でも又左衛門が作るお社は ハチに似ているキツネさんが守る 稲荷神社にして欲しいんだワン! 未来に帰ったら、見に行くんだワン! そしてハチの痕跡が残っていたら 楽しいからなんだワン!」 「あと、こんな怖い戦の世界は もうたくさんなんだワン!」 「大御所様には、力で相手を 追い詰めるのでなく話合いで、 戦の無い平和な日本を作って欲しいワン」 「戦いによる憎しみは、 さらに憎しみの連鎖を産み、 その憎しみの心の隙に 悪の憎悪が入ってしまうと さらなる戦を起こしてしまう からなんだワン」 「それが悪魔の手段なんだワン! 人の心のスキをいつでも狙っていて 心が弱い人間は、悪魔に操られて しまって争いを起こしてしまう。。 大御所様は、そんな悪魔に 操られる弱い人間には なって欲しくないんだワン!」 「ハチが見てきた戦は、大砲や鉄砲、 矢がたくさん空から降ってきていたワン! ハチが好きな空は、温かい日差しや 恵みの雨を地上にもたらし、花を咲かせる ことができる、そんな空が好きなんだワン 「大御所様!周りにいる人たちを よく見て欲しいんだワン! みんな武器を持ち鎧を着ている 人が本当に持たなければならない物は 「人の幸せを思い、相手を愛する心」 お互いを思いやる心なんだワン。 手には、美しい花を持ち、 相手が喜ぶ顔を想像する。 綺麗な服を着れば、心がワクワクして 誰かに会いたくなり、優しくしたくなり 自然と笑顔が多くなるんだワン!。 人を傷つけるために着るモノ なんて着てはいけないんだワン!」 「この無益な戦でたくさんの 人の命が亡くなった。」 「だから大御所様!御所様は その責任を取る必要があるんだワン! 戦のない平和な世界を作り 残された人たちを 平和な世界へ導く責任があるんだワン」 ハチはハチで、この時代を見て
この時代の痛みを感じていたのですね! 果たして大御所様は、 なんと返事をするのでしょうか!? 次回へ続く! すべての事情を理解した大御所様は 真顔から一転表情を変えて、 大声で笑いだしたんだワン! そして、又左衛門とハチに 告げたんだワン! 「ワシの大切な陰陽師衆を 守ってくれてありがとう!」 「陰陽師衆は徳川の神事を 扱う大事な存在であるのだ」 「又左衛門、陰陽師衆を 助けたことは褒美に値する 素晴らしい行為である! よって又左衛門! そなたには、神事を扱う社とその土地を 褒美として与えることにする!」 「江戸に戻り次第、地元にお社を建造し、 その地を所領とすることを許す! その土地を守れ!そして江戸を守るのだ! また、神事を取り扱う高貴な武士になれ! よって、又左衛門には苗字を与える! 本日より 「田宮又左衛門」と名乗るがよい!」 「また、家紋としては、 陰陽道を司れるように 陰陽曲玉を使うことにしろ!」 と言ってくれたんだワン! そして、なんと! 大御所家康が、ハチにも 話かけてくれたんだワン 「ハチとやら、
そなたは何か褒美が欲しいか?」と 聞いてくれたのでした! さあ、欲張りハチ子は図々しく おねだりするはず・・・ 果たして何を言い出すのやら・・・ 心配ですね! 次回に続く! 大御所様はびっくりして、 隊長に聞いたんだワン! 「先ほど、おぬしはワシに、 そんな話は一切しなかった 一体どうゆうことなのじゃ?」 「もし、陰陽師衆の言うことが 本当であれば、又左衛門は 「殿(しんがり)の功」か 「負傷者を助けて退く功」 に該当するのではないか!」 と再度隊長に尋ねたんだワン。 隊長は言い訳を始めたワン! 「申し訳ありません。 私も大御所様の護衛に入り 見ていなかったもので・・・」 と細々とした声で言ったんだワン。 大御所様は、又左衛門に 「なんで、申し開きの時に その話をしなかったのだ?」 と聞いたんだワン。 「わしは命令違反を行い、自らの判断で 陰陽師衆をかくまいました。 そして林に隠れていたことは 事実であります。 ゆえに隊長が申したことには、 嘘偽りはありませんでした。 隊長に責務はありません。」 「わしは、打ち取った騎馬武者を 敵兵と知りながらも 土御門泰山に供養してもらい、 この戦の首を褒章として味方勢に 取られないように、ひっそり と埋葬もしました。」 と答えたんだワン! しかし大御所様は、そんなことは 気にもかけずに さらに質問してきたんだワン。 「真田幸村とは本当に会ったのか?」と 聞いたんだワン。 又左衛門は 「真田幸村殿とは、お会いしました。 会話をしたのは、土御門泰山であります。 私は、身体が動かなくなってしまい横で その話を聞いておりました」 大御所様はさらに聞いたんだワン 「真田はなんと言っておった?」 又左衛門は答えたワン! 「徳川にも誇り高き武士がいて 相まみえたことを ワシ、真田幸村から礼を言わせてもらう」 「本当にありがとう! 家康は家宝持ちじゃな!」 と言ったことを伝えたんだワン。 すべての状況を把握した大御所様。
さあ、最終的に大御所様の ご判断はどう下されるのか? ハチ、又左衛門、泰山君の最後の運命は 大御所様の次の発する言葉で 決まるのでした! 次回に続く! 大御所様は、隊長の言うことを すっかり信じて、怒った様子で 「処分は隊長の判断で決めるがよい」 と言ったんだワン。 隊長は不敵な笑みを浮かべ 「命令違反を行った者どもは 打首じゃー!」 と命じたんだワン! ひええーもう終わりなんだワン! マジ有りえねーワン! こんな時代に来たのが間違いだったワン。 今日でハチブログも最終回に なってしまうんだワン! 皆様、今までのご愛読 ありがとうございました。 残念ながらハチは もう助からないんだワン。 さよなら~ すべての論功行賞が終わり、 ハチと又左衛門も処分は決定された! 打首なんだワン。 大御所様がその場を去ろうとした時に 一群の者たちが、大御所様を遮るように その前にやって来たんだワン。 なんと! その者たちは、土御門泰山が率いる 陰陽師衆だったワン! 護衛隊長はびっくりした様子で
「なんだ!お前達! 大御所様に無礼であるぞ!」 と怒鳴りつけたんだワン。 しかし、泰山君と陰陽師衆は、 そんなことは いっさい聞く耳をもたずに、 大御所様へと向かって いったんだワン! 果たして泰山君はなにを するつもりなのでしょうか? 大御所様への無礼な振る舞い 果たして平気なのでしょうか? ハチと又座衛門の命運は 土御門泰山へ託されるのでした! 次回に続く ハチはもう怖くて怖くて ビクビクしていたんだワン。 あー死ぬ前にうまいドックフードを 腹いっぱい食いたかったワン・・・ 又左衛門は、大事な友達の泰山君の 命が守れたから良かったと 思っており腹をくくった顔を していたんだワン。 大きな手柄を立てた者たちから 論功行賞が始まり、 なんの手柄も上げてないハチ達は 一番最後になったんだワン。 そして、ハチと又左衛門の 評価の番が回ってきたんだワン! 護衛隊長は大御所様にハチ達のことを 報告をしたんだワン。 「この者たち2名は、大御所様の守護を しないで戦場を離れて、 どこかに行ってしまいました。」 私が出した命令をまったく無視しました。 おそらくどこかに 隠れていたんだと思います。」 「論功行賞どころか切腹に 値する行いをしました。」 とハチと又左衛門の この戦の報告をしたんだワン。 大御所は、ハチと又左衛門にも 聞いたんだんワン。 「隊長が申していることに 申し開きはあるか?」と ハチは怖くてビビりまくって 声が出なったワン。 すると、又左衛門が 「自分の戦場での行動は、自分の信念が 決めたことでございます。 その一切の責任は、 すべて自分にあります。」 「例えそれが、命令違反であっても、 自分の心が正しいと決めたことならば どんな結果が起きたとしても 自分が自分自身に 誇れる行動をしたのならば それで良いと考えております。 ゆえに戦場で隊長の命令を守らずに 勝手な行動を取ったことは事実であり、 その処分に関しては、 どんな決定が起きようと 何ら申し開きはございません。」 と言ってしまったワン! 護衛隊長も不気味な笑いを見せながら さも自分が正しい採決を決めるがごとく 「大御所様、命令違反は、 今後の指揮の低下に 関わる重大な違反ですぞ」 「厳罰なる処置を」 と大御所様に言ったんだワン。 ハチは心の中で思ったワン! むなくそ悪い嫌な上司だワン! 上司なら普通かばうとこでしょ! あ~でもどうしよー! ハチもこのままじゃ 厳罰な処分を受けてしまうワン! ハチは令和の子だから まだ、又左衛門のような立派な覚悟は 持っていないんだワン~泣 ご主人様~会いたいよ~泣
タイムスリップなんて しなければ良かったワン」 と半泣きして、しまったワン さあ、大御所様の判断はいかに!? ついにハチの命運も 尽きてしまったのでしょうか? 次回に続く! 悲しい戦は終わった・・・・ 圧倒的な徳川軍の勝利であった。 そんな中、真田幸村に襲われ 危機一髪となった 大御所様であったが、怪我もなく 無事にピンピンしているんだワン! 大御所様へ人生最大のピンチを作った のは真田幸村であった。 徳川軍の圧倒的な勝ち戦のなかで、 戦火の間をくぐり抜け、 命を懸けた大突撃を仕掛けた 真田幸村のことは、大御所様は敵ながらも その勇気と行動力を認めざる得なかった! そして大御所様は真田幸村へ 「日の本一の兵(つわもの)は 真田幸村じゃ」 と 命懸けの突撃をして大御所様を 徹敵に追い詰めた 真田幸村へ褒め言葉を 残したのだったワン。 そのくらい真田幸村は大御所様の人生で 最も勇猛果敢に迫った 武将だったんだワン! 焼け落ちていく大阪城の中で 敵の大将、豊臣秀頼と淀殿は 大阪城内で自刃したと聞いたんだワン。 ハチ達の部隊は勝ち戦となったため 「論功行賞(ろんこうこうしょう)」 が始まったワン。 これは、家臣の手柄を見極めて、 武功に応じた報償を与える ことをいう。 いうなれば、部下に対する 実績評価なんだワン。 そんな中・・・ 大御所様の護衛隊長は、ご立腹な感じで ハチと又左衛門を嫌な目つきで 睨んでいたんだワン。 それも、そのはず、 又左衛門とハチは隊長の命令無視をして 大御所様の護衛に行かずに、泰山君と 陰陽師衆を助けにいったからなんだワン! 特に護衛隊の隊長は陰陽道のことは 信じておらず、陰陽師の命など まったく軽視! 敵を打ち取った数で評価が決まると 信じていたんだワン。 この時代は、それが当たり前の時代
上司からの命令無視は謀反の兆しありと みなされて打首になる こともあったんだワン。 果たして ハチ達は褒美がもらえるんでしょうか? それとも厳罰がくだるのでしょうか? 護衛隊長は大御所家康へ どんな報告をするのでしょうか? 哀れハチは悲劇の運命へと 流されていきそうですね! 次回へ続く! 「良かったワン! みんな奇跡的に 生きているんだワン!」 ハチは又左衛門を起こし 陰陽師衆を避難させた 林に連れていき、 まずは落ち着かせる ことにしたんだワン! ハチは泰山君に聞いたんだワン! 話かけてきた騎馬武者は、 「又左衛門を打ち取るために 引き返して来たんじゃないのか?」 すると泰山君は話してくれたんだワン。 「なぜ、その者は打ち取った者の 首をすぐに取り、 自分の手柄にしないのか?」と 放心する又左衛門のことを 泰山君に聞いてきたんだワン。 すると泰山君は 「この者は、人の命を殺めることを 一番に忌み嫌う者である。 打ち取った人の命を自分の 手柄にすることなど考えていない」 「私は、その考えに賛成している。 だから、この死者を少しでも 弔うために急ぎ供養をし、 冥福を祈っている。 この武者の魂が現世で さまよわないように しているのである」 「後ほど、他の誰かに、この武者の 首を掻き取られてしまえば この武者は、自分の首を探すために 魂は現世にとどまり、 いずれは悪霊となり 現世を、さまよい続けててしまう」 「そのようなことは、陰陽師である 私は許すことができない。 不浄な魂を無くし、少しでも多くの魂を 清らかにすることが私の使命なのだ!」 泰山君はその騎馬武者に答えたワン! すると、その騎馬武者は 「人を偽り、騙し、卑しい作戦をとる タヌキじいさんの家康の家来にも このような立派な武士と 陰陽師がいるとは驚いたぞ!」 と大声で笑った。 「この者は私の家来であるが、 そなた達のような立派な武士に 打ち取られたならば 悔いはないであろう」 「徳川にも誇り高き武士がいて、 相まみえたことを、この武者に代わりに ワシ、真田幸村から礼を言わせてもらう 本当にありがとう! 家康は家宝持ちじゃな! しかし、次に戦場で合えば敵同士! 容赦なく、そなた達を 打ち取らせてもらうから、 覚悟をしているんだぞ!」 といって真田幸村は、ものすごい勢いで 再び徳川本陣へと突っ込んで行った… と、泰山君から教えてもらったんだワン! この出来事は、30分もかからない 短い時間だったワン! しかし、ハチには本当に恐ろしい 長い1日の出来事のようだったワン。 ハチは昔の戦の恐ろしさと、 殺し合いの中でも、相手を 尊重して戦う武士達の 生きざまを見たんだワン! そして、敵でありながらも、 心優しい真田幸村が 打ち取られたと聞いた時には ハチは涙を流したんだワン! ついに無益な戦を終えたハチ達。
しかし、命令違反もやってしまった。 どんな結果が待っているのでしょうか? ハチ達の運命は! まだまだわかりませんね! 次回に続く 引き返してきた騎馬武者であったが 襲ってくる気配はなく ゆっくりと近づいてきたんだワン! とても立派な騎馬武者だワン! なにか泰山君と、いろいろと話を しているようにハチには見えたんだワン。 しばらくの間、泰山君と騎馬武者は 話をしていたんだワン! そして騎馬武者は、時折びっくりした顔を したりしていたんだワン! 攻撃をするそぶりは一切見せずに 最後には、大笑いしながら 脅威的なスピードで本隊へ引き返し 大御所様の本陣に向かって 突撃をしていったんだワン。 あと少しで大御所様の所まで 真田の突撃部隊は肉薄したんだワン! しかし真田軍は少数! 軍勢を立て直した大御所様の大軍団が、 数の力で、ものを言わせ真田隊を 取り囲みバンバン攻撃して 真田軍は壊滅してしまったんだワン! その時に、先ほど話かけた立派な 騎馬武者と数人は、徳川の包囲網を 突破して、なんとか脱出して 逃げていったのが見えたんだワン! なぜか、ほっと安堵の気持ちに なってしまったワン! 後から聞いた話だけど、 脱出した騎馬武者は 泰山君に話かけた騎馬武者だったワン。 そして武者の名は、あの真田幸村だった! 真田幸村は、撤退後も最後まで、 豊臣勢の中で獅子奮迅の働きをして いろいろな所で、徳川軍に抵抗し 戦かっていたんだワン。 しかし最後は味方もいなくなり 力尽きて打ち取られてしまったと・・・ 聞いたんだワン! ハチは大急ぎで又左衛門と泰山君の所に 駆け付けたんだワン! これで、ハチ達の戦は終わり
全員無事に助かるのでしょうか? ハチを睨む目の正体はいったい!? ハチの悲劇はまだまだ続きそうですね! 次回に続く! 迫りくる恐怖は真田軍本隊だった! どんどんと近づく真田軍! しかし泰山君は亡くなった 騎馬武者の横に駆け寄り 騎馬武者の遺体を埋めて 供養のための祈りを 始めだしたワン! 戦場はまだ乱れており、 危険な状況はまだまだ続いている! 「いったい何をしているんだワン!」 もう見ていられないんだワン! しかしもう真田軍が 目の前に来ていたんだワン 呆然としたままの又左衛門! その横で騎馬武者を 供養する泰山君! このままでは、完全に包囲されて 二人はやられてしまう! すると、真田軍は不思議なことに それを避けるようにして、 横を走り抜けていったんだワン! 「良かったワン! 真田軍は又左衛門達に 気が付かなかったワン!」 しかし、一騎の騎馬武者が急に 引き返してきたんだワン! それを見たハチ! 「ヤバい!今度こそ 二人がやられてしまう!」 陰陽師衆を林に隠れさせ ハチは急いで又左衛門と 泰山君の所に向った! 急ぎ駆け出すハチ!
果たしてハチ達の運命はいかに! 次回に続く! |