大御所様は、隊長の言うことを すっかり信じて、怒った様子で 「処分は隊長の判断で決めるがよい」 と言ったんだワン。 隊長は不敵な笑みを浮かべ 「命令違反を行った者どもは 打首じゃー!」 と命じたんだワン! ひええーもう終わりなんだワン! マジ有りえねーワン! こんな時代に来たのが間違いだったワン。 今日でハチブログも最終回に なってしまうんだワン! 皆様、今までのご愛読 ありがとうございました。 残念ながらハチは もう助からないんだワン。 さよなら~ すべての論功行賞が終わり、 ハチと又左衛門も処分は決定された! 打首なんだワン。 大御所様がその場を去ろうとした時に 一群の者たちが、大御所様を遮るように その前にやって来たんだワン。 なんと! その者たちは、土御門泰山が率いる 陰陽師衆だったワン! 護衛隊長はびっくりした様子で
「なんだ!お前達! 大御所様に無礼であるぞ!」 と怒鳴りつけたんだワン。 しかし、泰山君と陰陽師衆は、 そんなことは いっさい聞く耳をもたずに、 大御所様へと向かって いったんだワン! 果たして泰山君はなにを するつもりなのでしょうか? 大御所様への無礼な振る舞い 果たして平気なのでしょうか? ハチと又座衛門の命運は 土御門泰山へ託されるのでした! 次回に続く
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ハチはもう怖くて怖くて ビクビクしていたんだワン。 あー死ぬ前にうまいドックフードを 腹いっぱい食いたかったワン・・・ 又左衛門は、大事な友達の泰山君の 命が守れたから良かったと 思っており腹をくくった顔を していたんだワン。 大きな手柄を立てた者たちから 論功行賞が始まり、 なんの手柄も上げてないハチ達は 一番最後になったんだワン。 そして、ハチと又左衛門の 評価の番が回ってきたんだワン! 護衛隊長は大御所様にハチ達のことを 報告をしたんだワン。 「この者たち2名は、大御所様の守護を しないで戦場を離れて、 どこかに行ってしまいました。」 私が出した命令をまったく無視しました。 おそらくどこかに 隠れていたんだと思います。」 「論功行賞どころか切腹に 値する行いをしました。」 とハチと又左衛門の この戦の報告をしたんだワン。 大御所は、ハチと又左衛門にも 聞いたんだんワン。 「隊長が申していることに 申し開きはあるか?」と ハチは怖くてビビりまくって 声が出なったワン。 すると、又左衛門が 「自分の戦場での行動は、自分の信念が 決めたことでございます。 その一切の責任は、 すべて自分にあります。」 「例えそれが、命令違反であっても、 自分の心が正しいと決めたことならば どんな結果が起きたとしても 自分が自分自身に 誇れる行動をしたのならば それで良いと考えております。 ゆえに戦場で隊長の命令を守らずに 勝手な行動を取ったことは事実であり、 その処分に関しては、 どんな決定が起きようと 何ら申し開きはございません。」 と言ってしまったワン! 護衛隊長も不気味な笑いを見せながら さも自分が正しい採決を決めるがごとく 「大御所様、命令違反は、 今後の指揮の低下に 関わる重大な違反ですぞ」 「厳罰なる処置を」 と大御所様に言ったんだワン。 ハチは心の中で思ったワン! むなくそ悪い嫌な上司だワン! 上司なら普通かばうとこでしょ! あ~でもどうしよー! ハチもこのままじゃ 厳罰な処分を受けてしまうワン! ハチは令和の子だから まだ、又左衛門のような立派な覚悟は 持っていないんだワン~泣 ご主人様~会いたいよ~泣
タイムスリップなんて しなければ良かったワン」 と半泣きして、しまったワン さあ、大御所様の判断はいかに!? ついにハチの命運も 尽きてしまったのでしょうか? 次回に続く! 悲しい戦は終わった・・・・ 圧倒的な徳川軍の勝利であった。 そんな中、真田幸村に襲われ 危機一髪となった 大御所様であったが、怪我もなく 無事にピンピンしているんだワン! 大御所様へ人生最大のピンチを作った のは真田幸村であった。 徳川軍の圧倒的な勝ち戦のなかで、 戦火の間をくぐり抜け、 命を懸けた大突撃を仕掛けた 真田幸村のことは、大御所様は敵ながらも その勇気と行動力を認めざる得なかった! そして大御所様は真田幸村へ 「日の本一の兵(つわもの)は 真田幸村じゃ」 と 命懸けの突撃をして大御所様を 徹敵に追い詰めた 真田幸村へ褒め言葉を 残したのだったワン。 そのくらい真田幸村は大御所様の人生で 最も勇猛果敢に迫った 武将だったんだワン! 焼け落ちていく大阪城の中で 敵の大将、豊臣秀頼と淀殿は 大阪城内で自刃したと聞いたんだワン。 ハチ達の部隊は勝ち戦となったため 「論功行賞(ろんこうこうしょう)」 が始まったワン。 これは、家臣の手柄を見極めて、 武功に応じた報償を与える ことをいう。 いうなれば、部下に対する 実績評価なんだワン。 そんな中・・・ 大御所様の護衛隊長は、ご立腹な感じで ハチと又左衛門を嫌な目つきで 睨んでいたんだワン。 それも、そのはず、 又左衛門とハチは隊長の命令無視をして 大御所様の護衛に行かずに、泰山君と 陰陽師衆を助けにいったからなんだワン! 特に護衛隊の隊長は陰陽道のことは 信じておらず、陰陽師の命など まったく軽視! 敵を打ち取った数で評価が決まると 信じていたんだワン。 この時代は、それが当たり前の時代
上司からの命令無視は謀反の兆しありと みなされて打首になる こともあったんだワン。 果たして ハチ達は褒美がもらえるんでしょうか? それとも厳罰がくだるのでしょうか? 護衛隊長は大御所家康へ どんな報告をするのでしょうか? 哀れハチは悲劇の運命へと 流されていきそうですね! 次回へ続く! 「良かったワン! みんな奇跡的に 生きているんだワン!」 ハチは又左衛門を起こし 陰陽師衆を避難させた 林に連れていき、 まずは落ち着かせる ことにしたんだワン! ハチは泰山君に聞いたんだワン! 話かけてきた騎馬武者は、 「又左衛門を打ち取るために 引き返して来たんじゃないのか?」 すると泰山君は話してくれたんだワン。 「なぜ、その者は打ち取った者の 首をすぐに取り、 自分の手柄にしないのか?」と 放心する又左衛門のことを 泰山君に聞いてきたんだワン。 すると泰山君は 「この者は、人の命を殺めることを 一番に忌み嫌う者である。 打ち取った人の命を自分の 手柄にすることなど考えていない」 「私は、その考えに賛成している。 だから、この死者を少しでも 弔うために急ぎ供養をし、 冥福を祈っている。 この武者の魂が現世で さまよわないように しているのである」 「後ほど、他の誰かに、この武者の 首を掻き取られてしまえば この武者は、自分の首を探すために 魂は現世にとどまり、 いずれは悪霊となり 現世を、さまよい続けててしまう」 「そのようなことは、陰陽師である 私は許すことができない。 不浄な魂を無くし、少しでも多くの魂を 清らかにすることが私の使命なのだ!」 泰山君はその騎馬武者に答えたワン! すると、その騎馬武者は 「人を偽り、騙し、卑しい作戦をとる タヌキじいさんの家康の家来にも このような立派な武士と 陰陽師がいるとは驚いたぞ!」 と大声で笑った。 「この者は私の家来であるが、 そなた達のような立派な武士に 打ち取られたならば 悔いはないであろう」 「徳川にも誇り高き武士がいて、 相まみえたことを、この武者に代わりに ワシ、真田幸村から礼を言わせてもらう 本当にありがとう! 家康は家宝持ちじゃな! しかし、次に戦場で合えば敵同士! 容赦なく、そなた達を 打ち取らせてもらうから、 覚悟をしているんだぞ!」 といって真田幸村は、ものすごい勢いで 再び徳川本陣へと突っ込んで行った… と、泰山君から教えてもらったんだワン! この出来事は、30分もかからない 短い時間だったワン! しかし、ハチには本当に恐ろしい 長い1日の出来事のようだったワン。 ハチは昔の戦の恐ろしさと、 殺し合いの中でも、相手を 尊重して戦う武士達の 生きざまを見たんだワン! そして、敵でありながらも、 心優しい真田幸村が 打ち取られたと聞いた時には ハチは涙を流したんだワン! ついに無益な戦を終えたハチ達。
しかし、命令違反もやってしまった。 どんな結果が待っているのでしょうか? ハチ達の運命は! まだまだわかりませんね! 次回に続く 引き返してきた騎馬武者であったが 襲ってくる気配はなく ゆっくりと近づいてきたんだワン! とても立派な騎馬武者だワン! なにか泰山君と、いろいろと話を しているようにハチには見えたんだワン。 しばらくの間、泰山君と騎馬武者は 話をしていたんだワン! そして騎馬武者は、時折びっくりした顔を したりしていたんだワン! 攻撃をするそぶりは一切見せずに 最後には、大笑いしながら 脅威的なスピードで本隊へ引き返し 大御所様の本陣に向かって 突撃をしていったんだワン。 あと少しで大御所様の所まで 真田の突撃部隊は肉薄したんだワン! しかし真田軍は少数! 軍勢を立て直した大御所様の大軍団が、 数の力で、ものを言わせ真田隊を 取り囲みバンバン攻撃して 真田軍は壊滅してしまったんだワン! その時に、先ほど話かけた立派な 騎馬武者と数人は、徳川の包囲網を 突破して、なんとか脱出して 逃げていったのが見えたんだワン! なぜか、ほっと安堵の気持ちに なってしまったワン! 後から聞いた話だけど、 脱出した騎馬武者は 泰山君に話かけた騎馬武者だったワン。 そして武者の名は、あの真田幸村だった! 真田幸村は、撤退後も最後まで、 豊臣勢の中で獅子奮迅の働きをして いろいろな所で、徳川軍に抵抗し 戦かっていたんだワン。 しかし最後は味方もいなくなり 力尽きて打ち取られてしまったと・・・ 聞いたんだワン! ハチは大急ぎで又左衛門と泰山君の所に 駆け付けたんだワン! これで、ハチ達の戦は終わり
全員無事に助かるのでしょうか? ハチを睨む目の正体はいったい!? ハチの悲劇はまだまだ続きそうですね! 次回に続く! 迫りくる恐怖は真田軍本隊だった! どんどんと近づく真田軍! しかし泰山君は亡くなった 騎馬武者の横に駆け寄り 騎馬武者の遺体を埋めて 供養のための祈りを 始めだしたワン! 戦場はまだ乱れており、 危険な状況はまだまだ続いている! 「いったい何をしているんだワン!」 もう見ていられないんだワン! しかしもう真田軍が 目の前に来ていたんだワン 呆然としたままの又左衛門! その横で騎馬武者を 供養する泰山君! このままでは、完全に包囲されて 二人はやられてしまう! すると、真田軍は不思議なことに それを避けるようにして、 横を走り抜けていったんだワン! 「良かったワン! 真田軍は又左衛門達に 気が付かなかったワン!」 しかし、一騎の騎馬武者が急に 引き返してきたんだワン! それを見たハチ! 「ヤバい!今度こそ 二人がやられてしまう!」 陰陽師衆を林に隠れさせ ハチは急いで又左衛門と 泰山君の所に向った! 急ぎ駆け出すハチ!
果たしてハチ達の運命はいかに! 次回に続く! ハチが目撃した光景は、 真田軍の騎馬武者に、 槍を突きつけられている 又左衛門と泰山君! 又左衛門は泰山君を守りながら 闘っていたんだワン! ハチは、もう陰陽師達の 逃げ場の誘導のために 場所を離れてしまっている。 陰陽師達を林に隠して 戻っても、とても又左衛門の所には すぐに駆けつけることが できない状況になっていたんだワン! 一対一での戦いでは、圧倒的に 攻撃力のある騎馬武者が有利! 1人の足軽が騎馬武者に 勝てるはずがないんだワン! もう、間に合わない! ハチは遠くから見守ること しかできなかったんだワン! 「なんとか逃げてくれ! 又左衛門~」 とハチは叫んだんだワン! その瞬間に 騎馬武者が槍で又左衛門を攻撃! ヒラリ! と槍を交わした又左衛門は、 その一瞬の隙をついて 大きくジャンプして 騎馬武者の後ろに回り込み 敵の背中に刃を入れたのである! 勝負は一瞬でついた! 騎馬武者は音をたてて倒れこみ 絶命してしまった。 又左衛門は、勝負に勝った! しかし、又左衛門の哲学は 人を殺めることを しないことだった! 又左衛門は、呆然と その場から動けなくなり 座りこんでしまったんだワン! その時、二人に忍び寄る
赤い影があったワン! 果たして赤い影の正体は! 又左衛門、泰山、ハチ の運命はいかに! 次回に続く! 怒った泰山君に又左衛門は 笑いながら答えたんだワン! 「ワシの一世一代の大チャンスとは! 本当の友を助けることなんだよ!」 「親友の命を踏み台にして 得られる手柄など、くそくらえだ!」 「ワシは泰山君を助けることを 自分の名誉とするんだ!」 又左衛門の言葉を聞いた泰山君は なにも言えなくなり、コクリと頷き、 指示に従うことにしたんだワン! ハチも声を張り上げて 「さあ、陰陽師のみんな! 祈っている場合じゃないよ! みんな向こうにある林に 隠れるんだワン!」 と陰陽師の祈りを止めさせ 林へと誘導したんだワン! しかし、もう真田勢は すぐ近くにまで接近している! 「みんなー!急いでー!」と ハチは先頭に立ち陰陽師達を誘導し 逃げ込める林までたどり 着いたんだワン! 陰陽師達を林の奥に隠したハチ! ひと安心して振り返った時、 ハチはとんでもない光景を 目にしたんだワン! ハチが目にした光景とは!
いったいなんでしょうか!? 次回に続く! 又左衛門との運命を決めたハチは、 犬の呼吸を最大に使い又左衛門の所へと 全速力で向かった! ハチは足が速いのだけが取り柄だったから あっという間に 又左衛門に追いついたんだワン! 又左衛門はびっくりしてハチに言った! 「ハチ!なにを馬鹿なことを! 死ぬかもしれないないんだぞ!」 「今からでも遅くはない、戻れ!」 しかし、ハチは 「ハチは友達を守るんだワン! ただそれをするために来たんだワン!」 「ハチは後悔する生き方は したくないんだワン!」 「ハチは又左衛門と一緒に 泰山君を助けるんだワン!」 又左衛門は、一瞬だまった。 そしてニヤリ笑いながら言った。 「わかったハチ! 死ぬときはみんな一緒だ!」 「まずハチは、敵より先に 陰陽師衆の所に到着して 全員を安全な場所に逃がす 誘導をするんだ!」 「真田の軍団はワシが食い止める!」 ハチは又左衛門を背中に乗せ 物凄い駆け足で 陰陽師衆の所へ向かったんだワン! 真田勢が到着する前に、 ハチと又左衛門は陰陽師衆のところに 無事に辿り着いたんだワン! しかし、こんなピンチの状況でも 泰山君は陰陽道の呪文を唱えている! ハチと又左衛門はすぐに、
泰山君の所に駆け寄り、 「ここは敵が攻めてくる! 早く逃げるんだ!」 と泰山君の手を引っ張ったんだワン! 泰山君は一心不乱に、 祈りを捧げていたので 又左衛門の声で始めて気が付いたワン! 泰山君は又左衛門に 「なんで、ここにいるのだ!? 大御所様を守る任務はどうしたのじゃ? あれほど、一世一代のチャンスを 逃すでないと言ったはずなのに!」と 又左衛門に初めて怒って言ったんだワン! ハチもこんな泰山君を見るのは 初めてだったんだワン! しかし、口論などしている 暇は無いようです。 容赦なく真田軍団は迫ってきます。 ハチと又左衛門と泰山君達の 脱出がうまくいくのかは この3人の運命にかかっているのでした! 次回に続く! その後の又左衛門の決断は早かった 「ハチ!ワシは泰山君の救出に向かう!」 「ハチは、もともと武士でも なんでもない!急いで 反対方向へ逃げろ!」 と、いうとなんと! 又左衛門の体の内から 炎のオーラが発生した! そして単身、その炎の玉に包まれて 真田軍団へと突撃していった! 「いくらなんでも一人では無理だワン!」 とハチは止めたんだんだワン。 しかし、又左衛門は 「わしの剣は、私利私欲で人を 斬るための剣ではない! 愛する仲間を守るために 使う剣なのだ!」 といって大御所様の本陣を背にし、 陰陽師衆を守るために果敢にも、 単身で突っ込んでいったんだワン! いくら臆病モノのポンコツハチも
又左衛門の男気を目の当たりにして ついに決断したんだワン” 「ええい!ままよ! もうこうなったらヤケクソだ! 又左衛門と一緒に運命を 共にしてやるんだワン!」 ハチも大御所様の護衛隊には加わらず、 敵の正面方向へダッシュで 向かったんだワン! ポンコツコンビのハチと又左衛門は 命令を無視して敵へと 突撃してしまいました。 果たして、この二人の運命はいかに! 次回へ続く! |